激動の唐朝後半期を描く「麗王別姫 〜花散る永遠の愛〜」
「麗王別姫 〜花散る永遠の愛〜」
原題:大唐荣耀 2017年
第1部60話、第2部30話、日本語放送82話
BS11にて放送中!
月曜〜金曜 午前10:00~11:00
公式サイト
<ぽいんと>
#唐朝後半
#朝廷の権力争い
#安史の乱
#玄宗〜蕭宗〜代宗の時代
#ラブロマンス
#歴史好き
#オススメ度:☆☆☆☆
<あらすじ>
沧溟水の小説『大唐后妃传珍珠传奇』が原作。
時は8世紀半ばの唐朝、玄宗(シュアンゾン)が楊貴妃(ヤングイフェイ)を寵愛し、楊貴妃の親族 楊国忠(ヤングオジョン)が側近となり、政治の専横を極めていた。北方では、玄宗が取り立てた異民族の安禄山(アンルーシャン)が力を蓄えていた。
父が文官の名家出身の沉珍珠(チェンジェンジュ)は、吴兴(ウーシン)の才女と呼ばれていた。玄宗の孫、广平王(グァンピンワン)李俶(リーチュ)との縁談が持ち上がったが、沉珍珠は心に秘めた人がいて、その人を探しに旅に出てしまう。そのうちに、沉家が何者かに襲われ、一族皆殺しとなってしまった。失意の中で、李俶に嫁ぐことになった沉珍珠だが・・・。
<みどころ>
沉珍珠(チェンジェンジュ)と李俶(リーチュ)のロマンスを中心に話が進みますが、唐の朝廷での出来事がストーリーを引っ張っていきます。史実に忠実な脚本です。背景との合成が見え見えだったり、少し古めかしい演出もありますが、そこを割り引いてもぐんぐんと引き込まれる内容です。毎回様々な出来事が起き、主人公が翻弄されつつも、敢然と立ち向かっていく姿に共感できます。
物語の背景は、中国人ならお馴染みの色ボケじじい玄宗皇帝と楊貴妃、腐敗した朝廷、それによって引き起こされる安史の乱、その後混乱し、徐々に衰退していく唐の社会を描いています。
主人公 沉珍珠を演じるのは景甜(ジン・ティエン)、お顔が濃い! 1988年生まれ西安出身です。2006年にデビューし、2016年には中国の世界的に有名な監督、ジャン・イーモウの映画「長城 The Great Wall」に出演。2017年には「キングコング」、2018年には「パシフィック・リム」にも出演。米国でも活躍しています。
相手役の广平王李俶を演じるのは、任嘉伦(レン・ジャールン/アレン・レン)です。彼もお顔が濃いですね。1989年生まれ青島出身です。任嘉伦はこのドラマで第4回「文荣奖」最優秀主演男優賞を受賞しています。彼は歌手でもあり、ドラマでの挿入歌「荣耀」も歌っているので、↓では彼の生声が聞けます。(ちょっと恥ずかしそうに歌っているのが可愛いです。)
安禄山の次男で、沉珍珠の幼馴染、片想いの安庆绪(アンチンシュ)を演じるのは、茅子俊(マオズージュン)です。1986年生まれ、浙江省紹興市出身です。「コウラン伝 始皇帝の母」では、秦王の孫 孙异人(スン イーレン)を演じていました。
物語後半に出てくる独孤靖瑶(ドーグージンヤオ)を演じるのは、万茜(ワン・チァン)、私のお気に入りの女優さんです。1982年生まれ湖南省出身です。「三国志 The Secret of Three Kingdoms」では皇后の伏寿(フーショウ)役、「海上牧雲記」では、皇后の姪 南枯月璃(ナングーユエリ)の役を演じていました。今回の役柄は、割とすんなり演じてるな〜と思いますが、いかがでしょう? いつも曲者役がお上手です。
では、怒涛の唐朝の時代にどっぷりはまってみましょう〜!
このドラマは1話目が無料で見られます。
Amazon Prime Videoでも配信中!