唐の時代にタイムスリップ!「大唐見聞録 皇国への使者」
「大唐見聞録 皇国への使者」
原題:唐砖 2018年 全37話
<ぽいんと>
#アクション
#ラブロマンス
#唐朝
#皇宮の権力争い
#オススメ度:☆☆☆
<あらすじ>
孑与2のネット小説『唐砖』が原作。
云不器(ユンブーチー)は教授と同僚とともに、初唐の時期に辺境であった砂漠地帯に来ていた。そこで、唐の王女の墓とみられる墓地の発掘調査をしている時、立ち入り禁止エリアの中へ入り、取手を引っ張ったとたん、奈落の底へと落ちていく。仕掛け扉を開けると、そこは同じく大砂漠地帯だったが、時は唐朝第二代皇帝 太宗が支配する貞観の時代(627~649年 日本は飛鳥時代)であった。
ある建物に入ると、突然刺客に襲われ、男装した女性 李安澜(リーアンラン)に命を救われる。そこは、吐蕃(トゥファン)軍と大唐軍の戦闘地域であった。云不器を助けようと負傷した大唐軍の皇太子 李承乾(リーチョンガン)に輸血をする際、李安澜が王女だということがわかる。李承乾は、云不器が塩の生成方法を知っていたり医術にも通じているので有能な人物だと思い、長安へ招く…。
<みどころ>
中国時代劇ドラマにしては、かなり軽いタッチです。
主人公 云不器(ユンブーチー)の役には、新人俳優 王天辰(ワン ティエンチェン)がちょっと軽薄な現代の若者を演じています。云不器が現代の技術と知識を駆使し、唐の時代の人々を「神業だ!」と言って驚かせているのは、タイムスリップストーリー、あるあるですね。一見軽薄そうにみえる云不器ですが、実は亡くなった彼女の肩身の簪を大事に持っています。これからどんな皇宮の権力争いに巻き込まれていくのでしょうか…。
その簪をとりあげてしまったのは、相手役の李安澜(リーアンラン)、演じるのは、张佳宁(ジャンジャーニン)。「海上牧雲記〜3つの予言と王朝の謎」、「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」にも出演しています。勇ましい王女役が多いですが、今回もこの路線です。出生の秘密がありそうですね〜。
第二代皇帝 太宗 李二の役には、「永遠の桃花〜三世三生」で白浅(バイ チェン)の師匠 折颜(ジャー ヤン)を演じていた香港の俳優 张智尧(ケン チャン/ジャン ジーヤオ)。正統派ハンサムです。
オープニング曲は時代劇っぽくなく現代風のリズム曲、エンディング曲は古典的な中国ムード歌謡曲、と、ここでもタイムスリップ感が出ています。
中国時代劇としては、全37話と短めのため、初めて見る人もとっつきやすいかもしれません。これからは、皇帝とその重臣たちが権謀をめぐらせますよ〜。
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