中国後宮ドラマの古典!「宮廷の諍い女」

「宮廷の諍い女」

原題:甄嬛传 2011年 全76話

 

<ぽいんと>

#王道!後宮ドラマ

#華やかな衣装とセット

#寵愛と世継ぎ争い

#孙俪(スン リー)が好き!

清朝

#オススメ度:☆☆☆☆

 

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<あらすじ>

流潋紫の小説『后宫·甄嬛传』が原作。

1722年(日本は江戸時代)、清朝では雍正帝が第五代皇帝として即位した。彼の後宮では、皇后と華妃が勢力争いを繰り広げていた。宮廷の重臣 甄远道(ジェンユァンダオ)の長女である甄嬛(ジェンファン)は、17歳で宮廷の妃選びに参加し、先に亡くなった純元(チュンユァン)皇后に容姿が似ていることから側室に選ばれる。陰謀うずまく後宮で、皇帝の寵愛を勝ち得るが、他の妃たちの嫉妬の的となり、緊張感のある生活を強いられるのであった…。

 

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<みどころ> 〜ネタバレ注意〜

放送当時、一大ブームを巻き起こし、その後も数々の後宮ドラマが生まれるきっかけとなりました。孙俪(スン リー)演じる甄嬛(ジェンファン)が、天真爛漫な少女から後宮でのし上がっていく妃となりますが、やがて寵愛を失い、新たな愛に目覚めます。そして寺に送られ尼となり、過酷な生活をしいられます。でもここでめげる甄嬛ではありません! 後宮に復活して皇后を倒し、自分の息子を即位させ、自身は皇太后に即位する、というサクセスストーリーです。

 

甄嬛は様々な困難に見舞われますが、持ち前の賢さと知恵で乗り越えていきます。後宮での争いは想像を絶する激しさで、だんだんと中毒になっていきますよ! また、古代の詩歌を引用するセリフや豪華な衣装とセットなど、中国の奥深い文化もよく表現されています。

 

孙俪(スン リー)は大変魅力的なキャラクターを演じ、周りの妃たちも個性派揃いでストーリーに色を添えています。そこで、最近のドラマにもよく出演している俳優をご紹介しましょう。

 

ドラマの後半に出てくる重要人物 叶澜依(イエ ランイ)(宁贵人 ニングイレン)を演じているのは、「長安二十四時」にも出演している热依扎ルイージャ)。清朝の衣装もとてもよく似合いますね!

甄嬛の妹 甄玉娆(ジェン ユーラオ)を演じているのは、「「海上牧雲記」で穆如寒江を慕う苏语凝(スーユーニン)を演じている徐璐(シュール)、「長安二十四時」にも出演しています。このドラマの当時は16歳で、注目を集めました。まだ幼さが残ってますね!

 

大変おもしろいドラマなのですが、一方で、ちょっと変な演出・カメラワーク・画面切り替えが散見されます。ドラマ全体の完成度という点では、残念ながらあまり高くなく、洗練されていない印象が残ります。また、男性の俳優たちがあんまり洗練されていないので(辮髪というのもあるでしょうが)、感情移入するにはちょっと「?」が入ります。特に皇帝がかっこよくないのが、私は一番気になります!この点が最近の中国ドラマとは異なる点です。最近のドラマはイケメンだらけですよね〜。

逆に言えば、ここ十年で中国ドラマはすごく進歩したと感じています。

そんな気になる点も見られますが、脚本がすばらしいので、機会があればぜひご覧ください!

小説の原作者の流潋紫は、ネット小説出身で、現在放送中の「如懿伝」の原作者でもあります。こちらとは、ラストシーンが真逆なのもおもしろいですね!

 

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