「チャングムの誓い」中国版!?「女医明妃伝〜雪の日の誓い〜」
「女医明妃伝〜雪の日の誓い〜」
(原題:女医·明妃传 2016年 全50話)
<ぽいんと>
#明朝
#女医 杭允贤の伝記
#権力争い
#ラブロマンス
#オススメ度:☆☆☆

<あらすじ>
15世期(日本は室町時代)、正統帝の時代。杭允贤(ハン ユンシェン)は、医者の家の娘として生まれたが、祖父があらぬ嫌疑を着せられたため、祖父と兄が殺され、お家廃絶に。姓を「谭」から「杭」に変更し、父は軍人として宮廷に仕えていた。母が幼い頃に亡くなったため、祖母に育てられた杭允贤は、祖母から医術も習い、医師になりたいと願っていたが、当時は儒教思想の影響で、女性の活躍場所や言動が厳しく制限されていた時代だった。
ある日、偶然に皇帝の弟、铖王(チョンワン) 朱祁玉(ジュ チーユー)(のちの景泰帝)、そして身分を隠した皇帝 朱祁镇(ジュ チージェン)(のちの正統帝)と出会い、両方から愛されるようになる…。
<みどころ>
韓国テレビドラマの伝説的作品「チャングムの誓い」も、宮廷の女官から女医になるお話ですが、このドラマは、最初から医師を目指す女性のドラマです。
年代としては、ドラマ「大明皇后」の続きになります。このドラマにも孫皇太后がでてきますが、息子の政治に何かと文句をつけ、なかなか政権を手放さない人として描かれています。
チャングムと違って、杭允贤(ハン ユンシェン)は性格がそんなに強くないのですが、いざとなると頑固で自己を貫く、という設定です。次から次へと困難に直面し、殺されそうになることも多々ありますが、なんとか耐えて生き延びます。見ていて「がんばれーっ」と叫びたくなります(苦笑)。
二人の皇帝から愛されますが、それがいい方に転ぶのではなく、逆に命を狙われることが多くなっており、かなり不運な人生です(悲)。
歴史的には、北方のモンゴル人 オイラトの侵攻を受けて、1449年に正統帝が直々に出兵するのですが、負けてしまって捕虜になります。これが「土木の変」と呼ばれる事件です。その後、弟の朱祁玉(ジュ チーユー)が景泰帝となり北京の防衛を固めますが、約一年後に正統帝が戻ってきます。ただ、すぐに復位とはならず、兄弟がきまずい関係になっていきます。
そして、1457年に「夺门之变」が起こり、正統帝が復位する、というのが歴史の史実です。
二人の皇帝役は両方ともイケメンです。兄の朱祁镇(ジュ チージェン)の役には台湾の人気俳優 霍建华(フォ ジェンファ/ウォレス フォ)が演じています。この後、「如懿传」では乾隆帝を演じています。両方とも自己チューな皇帝役です(苦笑)。弟の朱祁玉の役は「海上牧雲記」「ミーユエ」にも出演している黄轩(ホアン シュアン)が演じています。
さて、このような動乱が続く社会の中、允贤はどうなっていくのでしょうか…。
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このドラマ以前の時代についてはこちら!
