恋する華流

中国歴史ドラマのご紹介

明朝初期の歴史を知る大河ドラマ「大明皇后 – Empress of the Ming-」

タン・ウェイ主演「大明皇后 – Empress of the Ming-」

(原題:大明风华 2019年 全64話 )

f:id:karen88a:20200610165150j:plain

 

 WOWOWで絶賛放映中

 

<ぽいんと>

大河ドラマ

#明朝の時代劇

#権力争い

#家族のお話

#アクション

#孫若微の伝記

#オススメ度:☆☆☆☆☆

 

<あらすじ>

莲静竹衣の小説『六朝纪事』が原作。

明永楽元年(1402年)靖難の変が終わり、燕王が永楽帝として即位。敗れた建文帝の重臣や側近たちは抹殺される。重臣の一人であった御史大夫 景清も夫人とともに殺されてしまうが、長女 若微(ルオウェイ)は兵士の孫愚に託される。騒乱の中、次女の蔓茵(ワンイン)は姉とはぐれてしまうが、燕王の長男 朱高炽によって助けられ、女官の胡尚に預けられる。

10年後、若微は打倒永楽帝を目指すグループの一員として、南京に戻ってくる。一方、次女の蔓茵は、名を胡善祥(フーシャンシャン)と改め、宮女として宮廷に仕えていた…。

 

<みどころ>

いきなり騒乱シーンから始まったので、歴史を簡単におさらいしておきましょう。

1368年(日本は室町時代) 農民の朱元璋(漢族)が明を建国、洪武帝として即位し、南京を首都とする。

1398年 洪武帝死去。皇太孫の建文帝が16歳で即位。洪武帝の息子たちは諸王として辺境を守っていたが、朝廷が諸王の領土を削減しようとしたことに反発。建文帝の叔父の中で最も力のあった燕王 朱棣(イェンワン ジュディ)が挙兵、靖難の役が1399年に勃発する。

1402年 朱棣は諸国を占領し、ついに南京が陥落。

建文帝は自殺、または南京を脱出して逃亡した、との二説がある。

(ドラマでは、逃亡したことになっています。)

燕王朱棣が、永楽帝として即位。

 

ここから物語が始まります!

永楽帝の後を狙い、朱家の兄弟たちの探りあいが続きます。この皇族の権力争いの最中に、主人公である孫若微(スンルオウェイ)が宮廷入りし、明朝の大きな柱の一つとなっていく過程が描かれています。

主人公 孫若微を演じるのは、2007年 アン・リー監督の映画「ラストコーション」で主役を演じた汤唯(タンウェイ)。あの映画から12年、彼女は40歳(2019年の撮影時点)となりました。変わらないミステリアスな雰囲気と深みのある演技に引き込まれます。汤唯は、映画を中心に活躍していましたが、今回、実に12年ぶりのテレビドラマ出演となりました。

相手役の朱瞻基(ジュジャンジー)、のちの宣徳帝を演じているのは、朱亚文(ジュヤーウェン)。どことなく、日本の俳優 三上博史さんに似てませんか? 若微と瞻基の騙し合いは目が離せません。最初は敵同士で出会う二人ですが、次第に惹かれあっていきます。

お顔がでかくて長い永楽帝の朱棣(ジュディ)、でぶっちょの長男 朱高炽(ジュガオチー)、ケンカっ早い次男の漢王 朱高煦(ハンワン ジュガオシュ)など、史実に基づいたキャラクター設定で、中国国民にはおなじみなんでしょうね。永楽帝はこのあと、「永楽大典」という、いわゆる百科事典の編纂を行い、北京に遷都し、紫禁城を建築します。明朝繁栄の基礎を築いた偉大な皇帝のひとりです。

史実的には、この後、朱高煦が康熙帝として王位を継ぎますが、わずか8ヶ月後に死去、その子供である朱瞻基が宣徳帝として即位しますが、叔父の朱高煦が反乱を起こします。彼も在位10年と短いですが、孫若微はまだまだ生き続けるのです・・・展開が楽しみですね!

 

汤唯については、こちら↓

hualiu.hateblo.jp