変わり種の三国志 「三国志 The Secret of Three Kingdoms」
「三国志 The Secret of Three Kingdoms」
(原題:三国机密之潜龙在渊 2018年 全54話)
<ぽいんと>
#三国志
#武侠もの
#アクション
#美男美女だらけ
#オススメ度:☆☆☆☆
<あらすじ>
马伯庸の小説「三国机密之潜龙在渊」が原作。
東漢末(2世期末)、灵帝の妃 王美人は双子を出産した。何皇后の迫害から逃れるため、出産後すぐに一人を宮廷外に出した。
18年後(3世紀初頭)、三国時代の直前、曹操の傀儡皇帝 献帝(劉協 リュウシエ)は病床についていた。風前の灯である後漢を存続させるため、献帝は密勅を発し、双子のもう一人、劉平(リュウピン)を呼び寄せ、自分と入れ替えて漢朝を復興させようと計画した。自身の身分を知らない劉平は、温州の司馬家で司馬懿(スーマーイ)とともに健やかに成長していたが、ある日突然、父が迎えにやってくる…。
<みどころ>
おなじみ三国志のドラマです。でも、おなじみのストーリーではなくて、三国志をベースにしてのアナザーストーリーです。三国志を知らない方でももちろん楽しめますが、三国志ファンならおなじみのメンバーである曹操、郭嘉、満龍、司馬懿、曹丕などが登場します!
このドラマの主人公 劉平を演じるのは、甘いマスクの马天宇(マーティエンユー)、少数民族の回族出身です。兄貴役の司马懿を演じているのは、ニヒルなイケメン 韩东君(ハンドンジュン)です。
皇后の伏寿(フーショウ)役を演じるのは、万茜(ワンチァン)。最初は圧迫感満載なのですが、劉平の人柄に次第に引かれていくにつれ、女性の弱い部分を大変うまく演じています。私はこのドラマを見ているとき、同時に「海上牧雲記」も見ていたのですが、なんとこのドラマにもでています! 見ている人、わかりますか? 「海上牧雲記」では、皇后の地位を狙う秀女で皇后の姪 南枯月璃の役です。まったく違う人物に見えるので、すごくびっくりしました。両ドラマともアテレコなしの地声なんですが、すごい演技力です。
もう一人の主要人物は、先帝の皇后 唐瑛(タンイン)です。演じているのは 董洁(ドンジエ)。「如懿伝」というドラマでも皇后役だったのですが、こちらはしとやかに耐える女、この「三国志」では、皇后だけど刺客という役で、美人の上にアクションもかっこいいです。
私の個人的一押しは、郭嘉(グオジャー)です。ご存知、曹操の軍師。このドラマでも重要な役割を果たしています。演じているのは王陽明(ワンインミン)。台湾出身の俳優さんです。(声はアテレコです、残念。)
そして、三国志の主役の一人、曹操役は、香港の俳優 谢君豪(シエジュンハオ)が演じています。「月に咲く花の如し」では、沈四海の役でしたが、見かけが全く違うので、私はぜんぜんわかりませんでした。特に清朝の辮髪姿になると、まったく違った印象になりますね。
原作者の马伯庸は人気作家で「長安二十四時」の原作者でもあります。監督は「海上牧雲記」を手掛けた曹盾。马伯庸の別の作品で、曹盾監督の映画が準備中だとか。
では、入れ替わった皇帝がいつ周囲の人々にばれるのか、ハラハラドキドキしながら見てくださいね〜!
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