チャン・ツィイー テレビドラマ初出演 歴史大作フィクション「上陽賦~運命の王妃~」
「上陽賦~運命の王妃~」
(原題:上阳赋 2021年 全68話)
WOWOWで放送中!
<ぽいんと>
#とある中国大陸のお話
#歴史フィクション
#朝廷の権力争い
#周辺国との戦い
#ロマンス
#オススメ度:☆☆☆☆
<あらすじ>
寐语者の小説『帝王业』が原作。
中国大陸とおぼしき場所にあるとある王朝 大成(ダーチャン)。阿妩(アーウー)(幼名)と呼ばれる上阳郡主(シャンヤンジュンジュ) 王儇(ワンシュアン)は、重臣の王氏を父に、长公主(前皇帝の娘、現皇帝の妹)の母をもつ令嬢。幼い時から王宮を遊び場にし、三人の皇子とともに育ち、皇帝にも可愛がられていた。
阿妩が十五歳になったとき、成人式が宮廷で開催された。阿妩とともに育った第三皇子の子澹(ツータン)とは将来を誓い合う中だったが、叔母の皇后は自分の息子である第一皇子と阿妩を結婚させて次の皇后に据えようと考えていた。
そのころ、辺境での異民族との戦いに勝利した萧綦(シャオチー)が凱旋して首都に入る。彼はこの勝利を讃えられ、豫章王(ユージャンワン)となる。阿妩の父の王蔺(ワンリン)は彼の軍事力を得ようと、阿妩を彼と結婚させようとする。しかし、子澹は阿妩を諦めきれずにいた…。
<みどころ>
歴史フィクションですが、典型的な漢族の歴史ドラマに仕立てられています。権力争いが家族と親戚を巻き込んで、愛憎が繰り広げられます。
主人公の阿妩(アーウー)/ 阳郡主(シャンヤンジュンジュ/ 王儇(ワンシュアン)を演じるのは、章子怡(チャン・ツィイー)。1998年、中国の有名な映画監督 张艺谋(ジャン・イーモウ)の映画「我的父亲母亲」に主演し有名になりました。その後も数多くの映画に出演、2002年「英雄 Hero」は日本でも話題になりましたね。今回は彼女の初テレビドラマ出演ということでも注目を集めました。元々大人っぽいお顔立ちなので、あんまり歳を取らないですね〜。1979年生まれなので、撮影時は40歳です(爆)
お相手役の豫章王(ユージャンワン)萧綦(シャオチー)を演じるのは、周一围(ジョウ・イーウェイ)。「長安二十四時」や「海上牧雲記〜3つの予言と王朝の謎」など硬派なドラマには欠かせない、ワイルドな役柄が多い役者です。今回は主人公の夫役なので、そのへんの表現もきっちりこなしてます(なのか、北笑)1982年生まれ、湖南省出身で少数民族の土家族(トゥチャ族)です。そのせいのか、北方の遊牧民の役が多いですね。九歳の時に両親とともに北京にきています。両親は両方とも軍人です。2009年の日中合作ドラマ「蒼穹の昴」では、梁文秀の役で出演しています。ちなみに、トップ女優の赵丽颖(ジャオリーイン)も主人公の妹 玲儿(リンアー)の役で出演していました。
阿妩の父親を演じているのは、于和伟(ユー・フーウェイ)。どこかで見覚えありませんか? そう、「三国志〜司马懿 軍師連盟〜」で曹操の役をしていました。この手の役どころにはピタッとはまりますね。1971年生まれと意外とお若いです。遼寧省出身で回族です。
そして、阿妩の母親を演じていたのは、赵雅芝(アンジー・チュー/チャオ・ヤージー)。1953年生まれ、香港出身の大女優さんです。この方、浅丘ルリ子さんに似てませんか?
出演俳優が豪華で、衣装もとても豪華。裾が長いので、踏んでしまわないか心配になるのは私だけ? 裾の裏の汚れ具合も心配です(爆)
毎回が怒涛の展開なので、見逃せないですね!
転生したのは女尊男卑の世界? 時代劇ラブコメ「花の都に虎われて〜The Romance of Tiger and Rose〜」
「花の都に虎われて〜The Romance of Tiger and Rose〜」
(原題:传闻中的陈芊芊 2020年 全24話)
<ぽいんと>
#ラブコメ
#女尊男卑
#現代から物語世界へと転生
#跡目争いと隣国との争い
#オススメ度:☆☆☆☆
<あらすじ>
若き脚本家、陈小千(チェンシャオチェン)は時代劇の脚本を執筆中。順調に見えたが、主演を務める韩(ハン)から「設定に納得がいかない」とクレームが入る。陈小千は彼の撮影現場に聞きに行くと、「恋愛経験が足りない」と指摘されてしまう。陈小千は風邪をひきながらも脚本を書き続け、そのうち眠り込んでしまう。
目が覚めると、なんと書いていた脚本の世界に転生、傍若無人な花垣城(ファユァンチャン)の第3皇女 陈芊芊(チェンチェンチェン)となっていた。脚本通りにいくと、陈芊芊は第3話で玄虎城(シェンフーチャン)の皇子 韩烁(ハンシュオ)によって毒殺されてしまう。陈小千は自分で書いたストーリーを変更すべく、この世界で奮闘をすることになるが・・・。
<みどころ>
軽いタッチのラブコメです。24話と中国ドラマにしては短いので、気軽に見始められます。ただし、見出すと結構ハマってしまうので要注意です(笑)
主人公の陈小千(チェンシャオチェン)がタイムスリップしたのは、自分が脚本で書いた架空の時代劇の世界、花垣城(ファユァンチャン)。ここは「女尊男卑」の世界。女は生まれつき尊ばれ、女性が家を継ぎます。仕事での地位も高く、文官・武官にもなれ、城主は女性。一方、男の地位は低くて学校にも行けず、官職にもつけません。社会階級は、士農工商男。芸妓も男性で、「教坊司」(ジャオファンス)というホストクラブのようなところで楽士として働いています。
そこへ婿入りしてきたのは、玄虎城(シェンフーチャン)からやってきた韩烁(ハンシュオ)。玄虎城は花垣城と真逆で「男尊女卑」の世界=見慣れた世界です(泣)男女の立場を逆にすることで、滑稽さと男女平等についても一石を投じています。
主役も大変魅力的です。陈小千/陈芊芊を演じるのは赵露思(チャオ・ルースー)、1998年生まれ四川省成都市出身です。肌が色白ですね〜、まさしく「辣妹子」(ラーメイズ)四川省の料理は辛いのが特徴で、女性も可愛いけど辛口、という意味もこめてそう呼びます(爆) 背が低い人が多いのですが、彼女も161cmと、中国の女優さんにしては低めですね。笑顔が少女っぽくてすごく可愛いです。撮影当時は22歳ですが若く見えます。アテレコなしの地声です。また、このドラマの挿入歌も歌っています。
お相手役の韩烁を演じるのは丁禹兮(ディン・ユーシー)、1995年生まれ上海市出身です。細身なので背がそんなに高くないように見えますが、181cmあります。中国の俳優さんたちはみんな背が高いです(爆) 花垣城へやってきた当初は冷徹な雰囲気なのですが、陈芊芊をだんだん好きになっていき、当初の目的が全然果たせなくなっていきます。また、彼女に対する支配欲と嫉妬心の演技もうまく、少女漫画っぽくて萌えます(笑)
もう一人のお相手は、女性優位の花垣城で唯一官職についている男性の裴恒(ペイヘン)。演じているのは盛英豪(ション・インハオ)、1995年生まれ河南省洛陽市出身です。2013年 Men's UNO男性モデルコンテストに参加し、全国大会の決勝に出場してからモデルとして活躍し、俳優にもなりました。最初はモデル出身なので、身長が187cm、丁禹兮が低く見えてしまいます(爆)悲しい三角関係ですが、陈芊芊がモテモテで羨ましいですね(笑)
少女漫画のようなお話なのですが、美男美女だらけなので、フィクションを楽しんでみられますよ〜!
第1話は無料公開中です。
三世三生シリーズ第3弾! 「夢幻の桃花〜三世三生枕上書」
「夢幻の桃花〜三世三生枕上書」
(原題:三生三世枕上书 2020年 全56話)
BS12で1月5日から放送中!
月曜〜金曜 午後4時〜
<ぽいんと>
#ラブロマンス
#ファンタジー
#神様のお話
#天上界の戦い
#オススメ度:☆☆☆☆
<あらすじ>(ネタバレ注意!)
唐七公子の小説『三生三世枕上書』が原作。物語は3部分に分かれる。
第1部:
青丘(チンチョウ)を領土としている九尾狐族の姫である白凤九(バイフォンジョウ)は、天族で上神の东华帝君(ドンファディジュン)に危ないところを救ってもらい、恩返しをしに天族へ向かう。しかし、愛情を感じる能力のない东华帝君に冷たくあしらわれてしまう。それでも彼のそばいたいと願い、女官として潜入する。
东华帝君が十恶莲花境で戦っているさなか、白凤九は狐に変身して彼の援護をする。その後、狐のままで东华帝君のそばにペットとして仕えることとなるが、魔族の长公主である姬蘅(ジーヘン)との縁談が持ち上がり、傷心の白凤九は彼の元を離れる決意をする。
第2部:
东华帝君が人間界へと転生したことを知った白凤九は、人間の運命を司る神、司命(スーミン)に頼み込み、自分も人間界へ行く。そして、东华帝君とついに結ばれることに…。
第3部:
白凤九は梵音谷(ファンイング)という谷間の村に落ち、その村に伝わる伝説に巻き込まれる。东华帝君が沉晔(チェンイエ)となり、白凤九が阿兰若(アーランルオ)となり、呪われた伝説を解き明かしていく。
<みどころ>
大ヒットとなった一作目「永遠の桃花〜三世三生」の主人公 白浅(バイ チェン)の姪っ子 白凤九(バイフォンジョウ)が主役となって登場です。一作目でも語られていた、白凤九の东华帝君(ドンファディジュン)への一途な思いがストーリーの軸になっています。
第1部は白凤九が幼すぎて、ちょっとやりすぎ感がありますが(まあ、かわいいんですけど)、我慢して見てください。彼女が大人の女性になっていく過程が描かれています。終盤に近づくにつれて、段々と話が盛り上がりますし、第3部は特によくできています。
白凤九を演じているのはウィグル族出身の迪丽热巴(ディリルバ)。最近は化粧品のクラランスにも登場しています。「麗姫と始皇帝〜月下の誓い〜」にも出演していましたね。アクションもこなす女優さんです。
相手役の东华帝君(ドンファディジュン)を演じているのは、俳優でモデルの高伟光(ガオウェイグァン)。感情を出さない演技が板についています(爆)この二人は何度も共演しているので、息もピッタリですね。なぜかというと、同じ杨幂(ヤン ミー)の事務所に所属しているからです(爆)。
他にも、一作目に引き続いて登場するのが、青丘の上神 折顔(ジャーイェン)(演者は変わっています)、人間の運命を決める司命(スーミン)、天界の王の第三皇子 连宋(リェンソン)、白浅の兄で白凤九の叔父である白真(バイジェン)(演者は変わっています)。彼らも「三世三生」の世界を継承しています。
特に第一作目の続きという場面で、白浅(バイチェン)が子供をつれて青丘に戻ってきて、白凤九と会うシーンがあります。ここはファン必見ですね。
もちろん、一作目「永遠の桃花〜三世三生」を見てない方でも、単独で楽しめる内容です。
お楽しみに〜!
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